糖尿病の初期は無症状なことが多く、症状がないからといって放っておくと、気づかないうちに糖尿病が進行し、重い合併症を発症してしまいます。早期に適切な治療をすることが大切なのです。

 下記のような症状に心当たりのある方は、もしかしたら糖尿病を発症しているかもしれません。専門の病院で、一度検査を受けてみて下さい。

  ★ のどがかわいて水をたくさん飲む
  ★ 尿量が多い
  ★ 食べているのにやせる
  ★ 食べても食べても、空腹になる
  ★ ひどく疲れる
  ★ 手足のしびれ
   「検査」と聞くと、痛いとか苦しいというイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。
 糖尿病の検査は、普通、問診から始まって尿検査・血液検査・眼の検査を行います。ここでは、簡単に糖尿病の検査についてご紹介いたします。

糖尿病の検査


  血糖値による診断

期間をあけて測定した血糖値が、2回とも次のいずれかのうち1つ以上であれば、
糖尿病と診断されます。

  1. 空腹時血糖が126mg/dL以上

  2. ブドウ糖負荷試験2時間値200mg/dL以上

  3. 随時血糖値が200mg/dL以上

また、次のどれか1つ以上に該当する場合は、1回の測定だけでも糖尿病と診断されます。
  1. 口渇、だるさ、多尿などの糖尿病の症状がある。
  2. HbA1cが6.5%以上
  3. 過去に高血糖を示した検査データがある
  4. 過去に糖尿病の治療を受けたことがある、もしくは糖尿病網膜症がある


  ブドウ糖負荷試験

ブドウ糖負荷試験とは、75gのブドウ糖に相当する検査用の液体を飲み(これが糖負荷となります)、30〜60分ごとに120分後(施設によっては180分後)までを採血して、血糖の変化を見る検査です。
同時にインスリン分泌やCPRを測定することもあります。

ブドウ糖負荷試験による血糖値の変化グラフ




  血糖コントロールの評価

ただいま工事中